中国・西安⑭:2泊4日編 楊貴妃や蒋介石が利用した『華清宮』が微妙すぎる・・・の巻
こんにちは。PGです。
兵馬俑博物館を見終えて、バスで華清宮(かせいきゅう)にやってきました。
西安旅行もいよいよ折り返し地点と言ったところですが、
まだまだ色んな観光スポットを見ていきたいと思います。
2019年12月24日(火) PM14:09 華清宮前バス停留所
ということで早速、華清宮を見ていきたいのですが・・・。
どこにも、それらしき建物は見当たりません。
どうやら、バス停からは少し離れているみたいですね。
それでは華清宮について少し説明を挟みながら、進んでいくことにしましょう。
前回の記事でも少し触れましたが、これから行く華清宮とは、温泉施設です。
↑唐の時代の皇妃、楊貴妃さんが湯浴みをしていたことで、知られています。
古代中国四大美女の1人が、その美貌を保つ為に通っていた温泉施設。
台湾の初代最高指導者、蒋介石さんが拉致監禁された『西安事件』が起こった舞台でもあり、
中国史において重要な場所らしく、外せないとのこと。
メルカリで兵馬俑の本を買い物をした際にも、出品者の方からオススメされた程ですので、
中国史はほとんど知りませんが、行ってみたいと思います。
ちなみに華清宮は兵馬俑博物館から、西安駅行きのバスに乗って、20分ぐらいで着きます。
上にも載せてましたが、青いバスです。
番号は『914』で、乗る前に華清宮と書いた紙やスマホ画面を見せて確認すれば、
華清宮に着いたら、乗組員の人が教えてくれます。
入り口?
なんだかそれっぽい建物を発見。
建物の上部に『華清宮』と書かれているので、ここがチケットカウンターでしょうか?
という訳で話しかけてみたところ、答えはNOでした。
どうやら華清宮はここを抜けて、更に奥らしいです。
さらに進むと、セクシーな像が。
この像の対面側に、華清宮のチケットカウンターと入り口がありました。
※何故か正面入り口の写真撮ってません。すいません。
華清宮に入場
チケットを購入し、中に入りました。
入場料が2人で240元≒3700円と、結構高かったので、
ここまで来て、入るかかなり迷いました(笑)
うーん、入ってみたものの、どこに行けば良いのかわかりません。
一応、楊貴妃が入ってたとされる温泉の跡を見たいという目的はあるのですが、
施設内がとんでもなく広く、案内板も特に無いためどこに進めばいいのかさっぱりですね。
まぁ、まずは池でも見て落ち着きます。
しかし空の色が悪いためか、園内が閑散としているためか、
いまいちテンションが上がらないですね。
順路もよくわからなかったので、とりあえず近くにあった、
面白そうな建物を見ることにしました。
こういう色合いをした建物、見てて楽しいので好きです。
どことなくヒンドゥー教の建物を思い出すような色合いですね。
そうそう!こういうのが見たかった!
いかにも中国ドラマに出てきそうな、綺麗な模様の建物です。
ほんのちょっぴり、華清宮への期待感が高まりました。
先へ進みます。
何やらよくわからない建物。
2階に上がってみたかったので、建物内に入ることにしました。
なんと、中はお土産コーナーでした。
たぶん逆走しているのでしょうが、
順路がわからないのでお土産コーナーを抜けて先に進みます。
上へ。
2階に来ました。
ちょっと古臭い感じの建物ですが・・・
中国っぽい良い雰囲気は出てますよ。
見下ろすとこんな感じ。
何度も言ってますが雰囲気は確かに良い感じです。
ただ、園内は閑散としていて、盛り上がりには欠ける印象です。
あっちに見えるのはロープウェイ・・・?
この後、園内のマップで確認しましたがアレもどうやら華清宮の中にあるものらしいです。
山へと続いているみたいですが、一体何があるのやら・・・。
後ろを見たら女性の方々がダンスの練習をされてました。
お疲れさまです。。。
蒋介石の痕跡発見
入り口まで戻りました。
園内マップを見て、今度こそ順路に沿って進みたいと思います。
・・・が、マップを見る限り、どうやら道は想像の10倍以上、果てしない様子。
全部見て回ることは確実に不可能なので、とりあえず気が済むまで見て回ります。
うーん、どう見ても雨宿りスペースにしか見えませんがなんだか綺麗な建物です。
昔の中国の建築物は、総じて色使いが綺麗ですよね。
特に屋根の裏側の青色が、良い色合いです。
中国っぽい建物が乱立です。
空の色が悪いのが残念。
これでも天気は、天気予報いわく「快晴」とのこと。どこが????
これまたそれっぽい池がありました。
本当に中国ドラマの世界に迷い込んだみたいです。
池には金魚?がいっぱい。
なんか植物が這いまくってるすごい建物だな・・・と思って見てましたが、
蒋介石さんが華清宮に滞在していた時に入っていた、お風呂みたいです。
こんなお風呂、家にあったら伸び伸びと入れて良いだろうな~。
先に進むと、今度は宿泊していた部屋が展示されていました。
西安事件のことは全く知らないんですが、中々おもしろいです。
中国史が大好きな方なら、もっと楽しめると思います。
銃痕もしっかり残ってて、展示されてます。
発見!温泉跡
迷路のような園内を行ったり来たりして探し回っていたら、ついに発見しました。
楊貴妃が入っていたとされる温泉の跡です。
正直、もうクタクタです。さっさと見て帰りましょう。
では中へ。
大きな建物なので、iPhoneでは撮影しづらく、イマイチ距離感がわかりにくい写真ですが、
これが楊貴妃が入浴されていたとされる、お風呂です。
・・・。
まぁなんというか、めちゃくちゃ歩いた割には、
別に感動とかはないですね。
感想的には、「そうですか・・・」というか。
華清宮は、私のような、歴史をあまり知らない人間が行くような所では無いのかもしれません。
一応、温泉は建物ごとに何個かあるんですが、
中にはこんな風に水が張ってあるものもありました。
だからなんだって話ではありますが。
ちなみに周りはこんな感じ。
僕が楊貴妃だったら、こんな広いスペースで真ん中のお風呂に入るのは、落ち着か無さそう。
帰ります。
PM15:28 寄り道帰り道
寄り道しながら、帰ります。
ダイジェストでお楽しみください。
なんかお寺っぽいとこに水墨画っぽいのが飾られてました。
珍賓館。
ものすごい立派なヤナギの木が生えてました。
やっとお日様が出てきました。
なんだか久しぶりに見た気がします。
それに伴って、少し暖かくなってきましたね。
さて、バスに乗ってホテルへ帰ります。
華清宮の感想ですが・・・
- 昔の中国の建物はいっぱい見れるので、雰囲気は良い
- 入場料が高い(1人120元≒1900円)
- 中が広すぎる割には順路がわかりにくいので、迷って疲れる
- 歴史を知らない人が見ても、あまり楽しめない
- 休憩スペースが乏しいので、疲れても休憩しづらい
総合的に見て、ちょっと微妙でしたね。
しかし他の方のレビューを見た感じでは、絶賛している方もいらっしゃるので、
中国史が好きだったり、中国ドラマをよく見られる方にはオススメかもしれません。
中はかなり広く、迷いやすいので高齢の方には少し厳しいかも・・・。
冬場は寒く、厚着のせいで歩き疲れますし、
行くなら夏場の、大気汚染がマシな日に行けば、空も綺麗になり楽しめると思います。
それではホテルに戻って、休憩したいと思います。
今回の記事はここまで。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
おまけ
「バス乗り場どこにあるんやろなぁ」
「さっき看板あったし、こっち進んだらあると思うで」
ブロロロ・・・
「你坐公共汽车去西安吗!?请快骑!!」
「えっ!?」
「あれ、これ西安駅行きのバスちゃう!?俺ら乗るやつやで!」
「なんか乗れみたいなこと言うてるし、全然バス停とかちゃうけど乗ってこ!」
こんな感じで、帰りのバスは突然やってきて、
突然乗れって言ってくる時があるので気をつけてください。
それにしてもあの乗組員のお姉さんはどうして僕らがバスに乗ることがわかったんだろう・・・。